皆さまこんにちは!広報のクロサワです。
今回は、先日公開した「家づくりのヒント集 冬の陽だまりライフ編2」の続きを、ご紹介したいと思います。
家づくりのヒント集 冬の陽だまりライフ編3
前回はジュン・ホームの特徴ともいえる無垢の床と、その特徴を上手に活かす遮熱性の窓の組み合わせについてお話しました。
今回は、あたたかい暮らしを実現する設計についてご紹介致します。
クロサワ
無垢の床や遮熱性の窓など、素材選びの他にイシカワさんが暖かい暮らしのために気を付けていることは何ですか?
イシカワ
パッシブで、自然の気候を取り込める間取りの設計を考えています。
たとえば、冬場の日差しを取り入れるために、吹き抜けや高窓を採用しています。
クロサワ
確かに、1階の窓から直接日差しが入らない場合でも、2階の吹き抜けに窓を設ければ1階に光が届くので暖かくて明るく過ごせますね!
イシカワ
それから、日射熱の他にも空気の流れを意識して窓の配置をしています。夏場の風が吹く南か東側に低めの窓を設けて風の入口を作り、階段や吹抜けを通って2階の高めの窓から上部にこもった熱気が抜けるように設計しています。
クロサワ
暖気は上昇し、寒気は下降する自然の特徴を活かした手法ですね。
イシカワ
そうなんです。吹抜けは上下の寒暖差が生まれやすいので、なるべく人がくつろぐ真上のスペースに吹抜けを作らないように心がけたり、シーリングファンを併用して寒暖差を減らすように工夫しています。
クロサワ
正直、吹抜けは空間を広くするためのデザイン的要素というイメージが強かったのですが、上手に設計すれば快適な空間を実現できる重要な要素なんですね!
イシカワ
はい。使う窓の種類も大切で、場所と目的に合わせて選んでいます。
縦すべり出し窓は、引違い窓では取り入れられない外壁に並行して吹く風をキャッチして、家の中に新鮮な空気を取りいれるのに最適です。横すべり出し窓は角度を好きに調整出来て、雨の日でも少し開けることができます。
クロサワ
冬の引き締まるような空気も、夏に入る自然の風も気持ちが良いですよね。高いところに溜まりがちな暖気も、窓を開けるだけで解決するならお手軽ですし、冷暖房設備の光熱費の負担が少なく済みそうです。
イシカワ
日差しの取り入れはもちろん、換気の面でも窓の計画は心地よく過ごすために大切ですね。
今後もいろいろな工夫をして、快適にあたたかく暮らせる家づくりをしていきたいと思います。
いかがでしたか?
全部で3回に分けて、ジュン・ホームの冬でもあたたかく暮らせる家づくりの工夫をご紹介してきました。
これから家づくりをする皆様の参考になれば幸いです。
パッシブ設計(※)・ZEH住宅にご興味のある方は、ジュン・ホームまでお問い合わせください。
※パッシブ設計とは
日差し・風などを建物内部に取り込むことができる間取や窓の配置をすることで、エネルギー消費を抑え、快適な生活環境をつくろうとする考え方です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!